
レポート : 善利 |
今年は、昨年よりも多い約500点の作品が4月24日に窯に入れられました。
28日朝早く窯に火が入り、窯の中の温度を1300度あまりまで上げていきます。5月3日に薪を入れる窯の口が閉められるまで数人交代で、休む事なく窯に薪がくべられていきます。
毎年同じ事をしてるはずなのに気温、天候、薪の質によって「毎年、同じように」いきません。 先生をはじめ毎年参加されてる方々は、そう言って窯の前で笑います。その笑いはいかにも「楽しんで」いる様。
温度計をみながら少しずつ少しずつ窯の温度を上げていく、薪をくべるたびに窯の中から薪が炎によってはぢかれる音がパチパチと聞こえ、やがて炎が増しゴオーという音とともに窯の中を駆けめぐります、窯の真ん中にある「へそ」と言われる小さい穴からはろうそくの炎がポッと立ちます。
その繰り返される光景が、趣のあるとても贅沢な時間に思えました。
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草津温泉の近く、北軽井沢の山荘は遠藤先生が自分で数年をかけ建てた別荘。その他にも昔はヨットなども自分で造り海に出てたそうです。 |
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火のあたり加減、灰のかぶり加減を想定しながら作品を窯の奥から丁寧に並べていきます。 |
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火を入れてからは休む間なく薪をくべつづけ、状況に合わせて大きい薪、小さい薪を入れるために傍らで薪を割って用意をします。 |
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千度を超える窯の中は真っ白く光ります。薪をくべるたびにゴオーという音が響きます。「へそ」から立ち上がる炎の大きさで窯の中の状況を把握し、くべる薪の量を調整します。 |
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1000度を超えてしばらくすると窯の中から灰の熔け具合を見るために、色見用の作品を取り出します。取り出した作品は赤白く輝き燃えています。 |
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6日目に「大焚き」をします。
「大焚き」とは
窯の中を還元状態にしたまま焼き上げる事です。短い時間でどんどん薪を入れ急激に温度を上げます。
窯の煙突からは炎が出、黒い煙がもうもうと立ち上ります。 |
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そして窯の口が閉められます。
モルタルでしっかりと隙間を閉ざしていきます。
行き場を失った炎が窯の小さな隙間から吹き出る事もあり、大変気を使う瞬間です。 |
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これから約2週間をかけゆっくりと窯を冷やしていきます。 |
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5月15日に再び窯を訪れました。
期待と不安がいりまじる雰囲気の中、ゆっくりと窯の口を開いていきます。 |
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窯の火袋(入り口)の部分です。
入り口部分には信楽を入れてありました。窯を空けた瞬間にもわかるいい灰のとけ具合です。
火を入れる前の写真と比べて、色の違いが十分に分かります。 |
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一つ一つ焼き上がりを確認しながら取り出していきます。
今回は割れた作品が例年に比べて少なかったようです。
「焦げ」のいい作品もかなり多く、全体として満足のいく仕上がりでした。
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最後は作品と一緒に記念撮影、そして「反省会」と「打ち上げ」を兼ねて「飲み」です。 |
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当然の様に、考える事は来年の薪窯焼成。
次回はどんな作品を窯に入れようか。
また、この贅沢な時間をもっと贅沢に過ごせるようにするには…。 |
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今回の「薪窯焼成」での作品はこちらでご覧になれます。 |
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